鹿児島研修旅行その①
皆様こんにちは。
今日の岡山は、晴れ時々曇り
ちょっと雨も降りそうな天気ですが・・・・
さて、一昨日と昨日で鹿児島に行って参りました(^_^)/
都喜エ門大島の工房がある
南栄町の奄美の里
一般の方にも
大島紬の工程の一部を観ることができる
観光用のエリアもあります!
そのエリアにはこんなきれいな演出もしてあります
この奄美の里には「奄美の里サウスヴィラガーデン」という
結婚式場が敷地内にあります
大島紬という産業がいかに継続することが困難で
作り手の高齢化ともなう人手不足と
熟練の高度な技術を要するため
次の代を育てるためには莫大な人件費と
技術を習得するための、とてつもない時間がかかるため
採算があわず廃業するところも多い中
これも生き残る一つの形なのかもしれません
これは、大島紬の工程のなかでも
男性にしかできない締機
大島紬は世界一細かい柄の織物で
経糸と緯糸にあらかじめ柄を作り
その経糸と緯糸をを織ることによって
柄付した経糸と緯糸が重なる部分で一つの織物の柄が形成されます
この締機は糸の段階の柄付けをするために
柄付けする絹糸を綿の糸で締めるための機織り機です
この機で強い力で織り上げないと綺麗な柄、細かい柄ができないのです
なぜなら、この締機の締めが甘いと、締めたところもわずかですが
染料が入って境目がくっきりと出ず、柄がぼやけてしまうからです
大島紬は、ひとつひとつの作業が全てベストでないと成り立たない織物です
量産体制で工程を少なくしたものも出回っていますが
やはり産地では、プライドを持ったモノづくりをしている方が
たくさんいらっしゃいます
高齢の方が多いですが、その方々がプライドを持って取り組む仕事を
紹介できたらと思っています
もちろん量産しているものが悪いと言う訳ではございません
それも産業として維持するためのひとつの方法だと思います
それぞれの価値観はあって良いと思います
また続きは明日!
「1日一回 彩画廊」